本記事はDAZNの価格改定(値上げ)についてのニュース速報を受け
このニュース当日【2022/1/25】に一気に仕上げた記事になります。
筆者なりに情報をまとめた上での独断と偏見をたっぷり含んだ記事になっていることをご承知の上で読み進めていただきたいです。
目次
- 値上げ幅について
- これまでが安すぎた論
- 今回の値上げのタイミング
- コンテンツ数について
- DAZNのコメントは
- スポーツ=ライブ配信重視
- DAZNのスポーツは視聴者選択式にならないか?
- 筆者が思うこと
値上げ幅について
ここはサクッといきますが
・金額
旧)月間プラン1,925円(税込)⇒ 新)月間プラン3,000円(税込)
・改定日時
2022年2月22日(火)より
50%UP
年間プランがどうとか
その比較が...などは省略します。
これまでが安すぎた論
たしかに安かった。
でもそれはDAZNが日本でスタートする前のスカパー等他のコンテンツのプランと比較しての話でした。
今回の値上げで3000円が高いかどうかなどは何と比較するかで変わってきますね。
2000円弱の旧料金と比較すれば大幅な値上げ、過去のスカパー時代から見ればこんなもんだったという感覚も理解できます。
当ブログではDAZNの記事が比較的多めで、これまで散々安い安いと訴え続けてきました。
Jリーグ見るだけでもスカパーに3000円とか払っていた事実を思い出せば、普通に考えれば特別高くはないのかもしれない。
DAZNもスタート直後から現在に至るまで、どうしても物足りないところが目についてきたわけで、でもこの価格なら少しは我慢だよねで済ませてきた部分もありました。
「いや別に頼んだ覚えないけどなんでいきなりCL視聴できるようになったわけ?しかも料金据え置きってどうなってんの?」
そんなこともあり感覚が麻痺してしまっていたのかもしれません。
本記事執筆時点ではDAZNでCLは視聴できませんが、視聴可能だった時期もその前もそして視聴できない今も同じ料金が続いていたわけですからそんなものかと思考停止してしまいました。
さて今回の値上げは一体何が理由なのでしょうか?
この今回の値上げの圧倒的な反発の原因はこの「理由なき値上げ」だと考えられます。
もちろんDAZNの立場的には理由があるとしても、契約者には全くもって理由が思い当たらない値上げであることが最大の原因ではないかというのが筆者の見解です。
冷静に、価格だけを見ればそれでも安い、それも事実ではあるのですが...
スカパーとの比較
3000円というレベルの価格になってくると、どうしても過去のスカパーとの比較が出てくるんですよね。
“値上げ”のインパクトに気を取られがちですが、過去のスカパー、wowow、J Sportsなども月額3000円程度、いやそれ以上は当たり前だった気がします。海外サッカーも視聴しようとすればなかなかに高額でした。真剣に趣味として海外サッカーを気合いで深夜に視聴する層しか契約しないような金額になります。
個人的にはJリーグが視聴できてたまにクボやミナミーノ、日本代表まで見れちゃうなんてお得じゃんとは思っていましたが一気に3000円という、しかも謎のタイミングでの値上げに踏み切ったDAZNには、「これまでが安すぎた」では済まされない何かを感じてしまいます。
値上げのタイミングについて
日本のサッカー野球のオフシーズンに合わせてきましたね。まあそこは当然でしょう。
値上げにはタイミングというか、既存の契約者を納得させる、または理解してもらう値上げの理由になる「何か」が必要ではなかったでしょうか?
「値上げの前に今シーズンこのコンテンツとってきましたという報告がないとなあ。」
「値上げするならそれ相応の内容もアップしてほしいな。主にサッカーを見ているが、ヤベとか内田のバラエティとかいらないからブンデスもリーグアンもCLもELも全部観れるようにしてほしい。」
このようなヤフコメを見て、まさにそのとおりとしか言えないシンプルな感想だと思いましたね。
サッカーで言えば突然配信が無くなった海外リーグなどもあったのに料金は据え置きだったり、これだって細かく言えば実質値上げみたいなもんじゃないですか。
Jリーグはこのコロナ禍で更に契約を延長しているんですよね。スタートは10年契約でしたか。そこから数年の延長でまた契約してしまっているはずです。
DAZNとJリーグが契約した当初は競争の結果なのかもしれませんが、でもすでに競争ではない独占状態で好き放題できる地盤が固まったというところなんでしょうかね。
「値上げのタイミングについては」
今が値上げのタイミングである理由はユーザーとしてなにも感じるものはないし、こんな何もない現状で値上げされてはたまったもんではないという気持ちしかありません。
余談になりますが...値上げつながりの話題でこんなものがありますね。
DAZNの値上げのニュースがYahoo!のトップニュースとなった本日から数日前、同じく値上げが発表された日本の代表的な駄菓子をご存知でしょうか?
「うまい棒」が値上げをすることになったようです。
現在の希望小売価格は税別10円。2022年4月1日出荷分から税別12円になる。
DAZNも値上げで称賛されるうまい棒のようにまだやれることがあったのでは?なんて言いたくもなってしまいますね。
コンテンツ数について
ここではコンテンツ数とともにコンテンツの質(画質&看板コンテンツ)という側面からお話します。
これはDAZN契約者なら誰もが感じてモヤモヤしていたところです。
料金が据え置きなのでずっと真剣に考えてこなかった事実です。
サッカーが見たくて加入したのに、モータースポーツに全く興味がなければモータースポーツも見れるようになったので、値上げとか言われてもありがた迷惑だろう。
これは筆者の目が止まったヤフコメの一部です。
いや全く興味ないコンテンツばかり増えていっても正直「自分には関係無いわけで」サッカー好きでも、限られた時間で数あるコンテンツを消化しきれていない自分がいる現状で他のスポーツも含めたDAZNトータルのコンテンツ数の増加とかどうでもいいんですよね。
そんなことより、画質等のクオリティを上げてほしいわけですよ。
モータースポーツ好きの方は気分悪くしたらスミマセン
モータースポーツ好きの方はそこは逆にサッカーばかりコンテンツ増えて料金上がるのも納得いかないはずです。
あとは画質の話も出てしまったのでその辺もここでプラスします。
ストリーミングでリアルタイム性は乏しいし、4K高画質化なども数年前からDAZNはやるとか言ってるけど結局どうなってるのかもわからない。
個人的にはここはこの5年間ずっと期待して待ち望んでいたところでしたので、本当にがっかりですね。
看板コンテンツの有無ですが、例がサッカーばかりで申し訳ないですがチャンピオンズリーグが突然視聴できるようになるとの発表があったり、その後知らぬまにCLが配信されなくなっていたりと(俗に言うサイレント撤退)かがありましたね。
現状サッカーの最高コンテンツとも言えるCLでこの扱い、それでいてその前後で料金は据え置きであったにもかかわらず、そして今何故か値上げという迷走ぶり。
ここはDAZN以外の選択肢が欲しいところだが、DAZNマネーに今後も長期的に支配されるJリーグでは難しいですね。
こんな調子でこの値上げ幅で(やりたい放題で)料金が上がっていくようなら、
JリーグがDAZNとの長期契約を満了した頃には、若者には見向きもされないコンテンツになっていそうでコワイですね。
若者はその辺サブスク等の料金には非常にシビアらしいですから。
筆者のようなアラフォーでもうJリーグ大好きすぎて絶対離れられないような層は食らいついていきますが若者のサッカー離れが心配ですね。
やはり入り口は広く浅く設定しておかないと新規は獲得できませんね。DAZNの経営は興味ありませんが、日本のサッカーの将来が心配です。
DAZNのコメント
- 「値上げに見合った充実したコンテンツを提供していきたい」
→基準がわからない
消化できないほどのコンテンツを数だけ増やすことが顧客が望んでい ることなのですか?
値上げしてから考えるってこと? - 「これからさらに成長を目指すということで考えたときに、このタイミングでの値上げが必要だと判断した」
→具体的な説明なし
これから回収のつもりなのかな、新規も減ってきてもう我慢できなくなったのでしょうか
投資の期間が終わったということはあとは回収、他に選択肢もなくもう言い値で視聴するしかない現状 -
価格改定の理由は「今後もより一層プレミアムなスポーツ体験をお届けするため」としている
→DAZNやめたい(でも、やめれない)
こんな画質でどこがプレミアムな体験なのですかね?
スカパーの劣化版みたいな画質で長年サッカー観ることになって
なんのための大型4Kテレビなのかなと思う日々を送った5年間でした。 - 「値上げにあたっては、現在提供しているコンテンツを総合的に勘案した結果、3,000円が適正だろうと判断した」
→もういいです
NetflixやプライムだけでなくYouTubeですら4K視聴できているこの時代にこの画質とは?プレミアム高画質プランを追加で3000円ならまだわかるんです。別プランならばそれを求めていない人にも対応しているわけですし。
プレミアムな体験とやらを望む人もいれば、現状で満足していた人も多い。
多様な選択肢の設定が求められますね。
スポーツ=ライブ配信重視だから
スポーツ=ライブ配信と言えると思うという流れの話。
同じ動画配信系でもNetflixが値上げするのとは違うという切り口からです。
スポーツでコンテンツ数はさほど意味を持たない、人ひとりがライブ配信で追える量なんて限界があるからです。
人ひとりが楽しめる「スポーツ=ライブ配信」なんてたかが知れている。
Netflixでは2年前のコンテンツ10年前のコンテンツにも価値はあるがスポーツのそれは相対的に価値が低いですね。
価値が無いとは言わないけど、実際今のスポーツを追うだけで大半の人は精一杯なはずです。
サッカーでリーグやカップ戦、試合数、カテゴリーなんかを『幅』と言うならば
サッカーで言えば、「やべっち」とか「ウッチーの番組」なんかが『深さ』と言えるかも知れない。
筆者は週末はホームのスタジアムで観戦、アウェーはDAZNのような使い分けだが試合以外のコンテンツまで観る余裕はない。
幅も深さも必要なくてサッカーのJリーグのライブ配信が視聴できればそれで良いんですよね。
どうしても抱き合わせ商品を買わされている感覚は何年経過しても残りますこれは。
シンプルにサッカー視聴と野球視聴でなんで料金が同じなの?という
(どっちが上とか下の話ではないです。)
DAZNのスポーツは視聴者選択式にならないか?
「ジャンル別にバラ売りして欲しい、野球やサッカーだけのコースとか。見るスポーツは限られるんだし。」
ヤフコメでこのようなものがありましたがこれは今回の値上げにかかわらず、ずっと前から言われてきた意見ですね。
さらにサッカーだけに絞れば
「欧州パック」「Jリーグパック」とか、細かくしてくれないかな?
こんな感覚になりますね。
見たいコンテンツに応じて、契約コースを細分化すべき
もう5年もDAZNは日本でやってるんだから顧客がどういった組み合わせのプランを求めているのかはわかりきっているはずです。
契約コースの実装は、技術的にも全く問題ないはず。
それを興味のない、おそらく一生視聴することのないコンテンツまで一括にしてコンテンツ数という数だけ比較して何を言っているの?というのが正直な感想です。
筆者の思い
あくまで値上げの発表があった日の第一印象ということにはなりますが、さすがにこの突然の値上げは到底納得できるものではないし不信感しか無いです。
理由はなにより今このタイミングである理由が不透明だからですね。
「1.5倍以上の値上げ」=「1.5倍の価値のある向上」を感じられたか?
より一層プレミアムなスポーツ体験とは何?
料金も変わらず突然CLがコンテンツに追加されたり、いつの間にかプロ野球が入っていたり、CLブンデスリーグアン見れたり見れなかったり。
価格とコンテンツの追加や削除が連動していない、特に今回は全く価格上昇の理由が見当たらないのです。
こんな値上げが成立するのなら、今後もいつ何時でも理由なき値上げが発生するんですかと。
あくまで契約者視点ではの話です、契約者をバカにしているなーと。
正直DAZNやめたいがJリーグが大好きで現状DAZNしか選択肢がないですね。
スカパーでJリーグ4K配信やってくれるなら個人的には5000円でも納得して加入します。
それにしてもJリーグとDAZNの契約期間が絶望的に長すぎますね。
競争であって競争ではないような独占支配を感じます。
Jリーグは何をやっているんだ?