初心者の最初のダンベルはほぼ一択です
初心者がダンベルを購入するにあたりまして選ぶことは実はシンプルです。
まずはプレート交換式ダンベルを買うことです。
これは他の初心者向けダンベルおすすめサイトでもよくある提案なので、ここの理由を思い切って掘り下げて解説したいと思います。
まずこの記事ではいくつもの商品を取り上げたりはしません。
基本的に私が実際購入し長期間使用してきたダンベルただひとつのみで説明します。
プレート交換式ダンベルは他にもたくさんありますので、この記事を読んでいただいた上で、それぞれが気に入った物を購入していただければいいと思います。
筆者が使い続けて来たダンベル、それは
IROTEC(アイロテック) ラバー ダンベル 40KGセット (片手20kg×2個)です
ダンベルのスペック IROTEC ラバー ダンベル 40KGセット
このセットのシャフトとプレートでどれだけの重さのバリエーションが実現できるのか順を追って説明します。
セット内容ですが
1.25kgx4枚
2.5kgx4枚
5kgx4枚
2.5kgのシャフト2本
異なる3種の重さのプレート計12枚と
シャフトが2.5kgとなります
こちらの商品ラバーは自分で取り付けることになります。
単純にシャフトに3種全てのプレートを取り付けると、片手に6枚装着して(1.25+2.5+5)x2=17.5kg←プレートの重量の合計
そしてシャフトの2.5kgを含めて20kgとなります。
重量のバリエーションは
5kg(1.25kgx2枚+シャフト)
7.5KG(2.5kgx2枚+シャフト)
10kg (1.25kgx2枚+2.5kgx2枚+シャフト)
12.5kg (5kgx2枚+シャフト)
15kg (5kgx2枚+1.25kgx2枚+シャフト)
17.5kg(5kgx2枚+2.5kgx2枚+シャフト)
20kg(1.25kgx2枚+2.5kgx2枚+5kgx2枚+シャフト)
そして実は買ったら誰もが気づくのですがシャフトのみで2.5kgのダンベルとして使えるのも重要ポイントです。
まとめると2.5kgからMAX20kgまで8パターンの両腕でのダンベルトレーニングが可能ということです。
これだけ見ても超優秀筋トレグッズじゃないでしょうか。
片手20kgオーバーも可能
MAX 20kgセットのMAXは20kgではないという事実
ここまで読み進めてお気づきの方もいるかもしれません。
2本のシャフトに均等にプレートを割り振ったら20kgですが
1本のシャフトに高重量プレート全振りで!
ということもできます。
一番重い5kgプレートを4枚つけて2.5kgを2枚の計6枚というセッティングです。
これだとMAX27.5kgまでいけます。
「片手だけのMAX重量ダンベルに意味あるのか?」
もしかしたら疑問を持たれる方もいるかもしれませんが、ダンベル片手持ちのメジャーな筋トレ種目はたくさんあります。
というかコチラの動画でもワンハンドのダンベルカールやってますね。
基本的にダンベルは両手同時で重さを扱うより、片手の方がより高重量を扱えるということになります。
より重量を狙ったトレーニング、より筋肉に集中したいトレーニングなどでは片手でダンベルを扱うトレーニングも多いです。
私が実際自宅でやる背中トレのメニューで、ダンベルワンハンドローイングという種目があります。
左右交互に行うのでダンベルは片手分あればいいです。
両手で行うバリエーションより高重量が扱えるので、27.5kgまであると余裕があって長く使えます。
プレート交換式の『メリット』
- 2.5kgから20kgまで基本8パターンの重量設定ができる
- 2.5kg刻みで重量設定を変更できる
- 8種類のダンベルを2個セットで揃えるより圧倒的に収納スペースが節約可能
- 8種類のダンベルを2個セットで揃えるより圧倒的にリーズナブル
- 追加でのプレート、シャフトの買い足しでトレーニングの幅の拡張可能
- EZバーやストレートバーの追加購入でプレートを使いまわすことも可能
メリット① 2.5kgから20kgまで基本8パターンの重量設定ができる
この記事内で書いてますが、20kg以上の設定も可能です。
8パターンの重量設定というだけで、これを重量固定式ダンベルで揃えようとしたらコスト的にも収納効率的な面でも桁違いで悪くなってしまします。
メリット② 2.5kg刻みで重量設定を変更できる
2.5kg シャフトのみ
5kg(1.25kgx2枚+シャフト)
7.5KG(2.5kgx2枚+シャフト)
10kg (1.25kgx2枚+2.5kgx2枚+シャフト)
12.5kg (5kgx2枚+シャフト)
15kg (5kgx2枚+1.25kgx2枚+シャフト)
17.5kg(5kgx2枚+2.5kgx2枚+シャフト)
20kg(1.25kgx2枚+2.5kgx2枚+5kgx2枚+シャフト)
メリット③ 圧倒的に収納スペースが節約可能
シャフトとプレートをまとめた画像がありますので直感的に理解できると思います。
かなりコンパクトになります。
メリット④ 8種類のダンベルを2個セットで揃えるより圧倒的にリーズナブル
ここで皆さん大好き、コスパ を考えてみましょう。
例えば amazon で調べてみると
FitElite(フィットエリート) HEXダンベル(ヘックスダンベル)
という重量固定式ダンベル20kgセットと
今回紹介した IROTEC(アイロテック) ラバー ダンベル 40KGセット (片手20kg×2個)
は、ほぼ購入金額は同額です。
メリット⑤ 追加でのプレート、シャフトの買い足しでトレーニングの幅の拡張可能
追加でのプレート購入、シャフト購入で重量、トレーニング内容の幅が広がります。
最大重量の積み増しも可能、シャフトも追加すればドロップセットなどもスムーズに行えます。
サラッと2行で終わってますが、ここは将来的な拡張性というところでかなり大きいメリットだと思います。
メリット⑥ EZバー、ストレートバーでもダンベルのプレートが使える
アイロテックのダンベルセットはプレートの穴の径が28mm
この規格のEZバーなどもあり、プレートをフル活用できるポテンシャルを秘めています。
本記事はダンベルの記事なので詳しい説明は省略しますが別記事がございますのでぜひお読みください。
-
アイロテックダンベルセット購入したらEZバーも絶対購入すべき理由
まいざぁ EZバー購入して自宅筋トレが超絶捗ることになったので 記事にまとめました。 EZバーは 『イージーバー』と読みます! 自宅用の筋トレ器具でEZバーの購入をお悩みですか? &nb ...
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プレート交換式の『デメリット』
- 最低重量2.5kgは重い
- 2.5kgの次が5kgというのは辛いケースもあるやはり重い
- プレートの交換作業が面倒
- プレートの交換作業時の音、シャフトが干渉
- 筋トレ中にカラーが緩みプレートが動く場合がある
デメリット① 最低でも2.5kgは重い
2.5kgが重いというのは、トレーニング種目はもちろん性別体格筋トレ経験等様々なケースで変わってきます。
ひとつ筆者を例にあげればアラフォーで筋トレ未経験からのスタートでしたが、2.5kgでも重いと感じる種目がありました。
※ここで言う重いは、うまく扱えてなというニュアンスを含みます。
具体的に例をあげると、それは肩トレの代表格『サイドレイズ』です。
サイドレイズは初心者にはとても難易度が高く、低重量で高回数で確実に狙った筋肉に効かせていく練習が必要なトレーニングです。
筆者の肩トレのメインはこの記事を書いている時点ではYouTube動画で10分間のメニューを行うというものなので低重量でもほんとうにキツイです。
2.5kgなんか軽すぎと思われるかもしれませんが、この動画でトレーニングし始めた当初は2.5kgであまりにキツイので1kgや2kgのダンベルの購入を真剣に検討したほどです。
ダンベルを買いに行ったり、ネットでも購入を検討すればわかりますが、ダンベルには1kg~5kgまでは1kg刻みで売られていることがほとんどです。
紹介しているダンベルセットの最低が2.5kgだからと言って、2.5kgからのスタートにこだわる必要は全くありません。
ダンベルが重すぎる場合、初心者はフォームが乱れて怪我したり、狙った筋肉にうまく効いてないなど、効率の良いトレーニングにはならいケースもあります。
デメリット② 2.5kgの次が5kgというのは辛いケースもある、やはり重い
これは上記のデメリット①でのサイドレイズを再び例に説明します。
マイザーは2.5kgのシャフトでなんとかこなせると感じて、次にレベルアップのため購入したダンベルは3kgです(弱気)
3kgの次は当然4kgを購入しました。
繰り返しになりますが、最低重量設定が2.5kgは重いというケースは十分あると思います。
それ以上に、なんとか2.5kgでトレーニングしていたメニューの次の段階が5kgというのは基本的に無茶な重量設定でしょう。
その場合は迷わず重量固定式ダンベルも追加で購入ししましょう。
ジムに通う方は知ってるかと思いますが、ジムのダンベルは基本的に2kg刻みで用意されています。
2.5kgで10分のセットをなんとかできるようなレベルで、次に倍の5kgに一気にあげても全然できないです。
フォームが乱れて怪我したり、狙った筋肉にうまく効いてない、いいトレーニングにはならないでしょう。
これは筆者のケースですが、実際自分で使ってみて2.5kgから5kgの間の重量が欲しいと感じた場合そこは迷わず即買うべきです。
今回紹介しているプレート式ダンベルは8種類の重量設定が可能とはいえ、一部追加投資が必要になるケースがあるということでデメリットとしました。
デメリット③ プレートの交換作業が面倒
交換作業は時間のロスであり集中力体力のロスでもあります。
ひとつ種目が終わって次の種目の重量設定に変えます、カラー外してプレートを交換、追加などの作業になります、これが結構めんどくさいです。
セット間のインターバル(休憩)での1~2分で交換なら交換時間がちょうどインターバルになっていいやと考えていた時期もありましたが集中力が落ちますし、回復や次のセットの準備に集中できないことも多々あります。
ここで交換が面倒になって重量変えずにそのままで他種目のトレーニングをしてしまったりすると、当然軽すぎるか重すぎるかのどちらかで、大半は効率の悪い残念なトレーニングになってしまいます。
かなり追い込んだトレーニング後のインターバルでプレートの交換などを焦って行うとプレートの落下などによるケガなどのリスクも発生します。
デメリット④ プレートの交換作業時の音や筋トレ中シャフトが干渉する音
プレートの交換作業はやはり金属ですので音が発生します。
プレートをシャフトに通す時にカタカタカタと金属音、カラー(プレートを固定する一番外側の留め具)を脱着する時のカラーが回転して滑るシュルルルルという金属の摩擦音などです。
特に深夜に筋トレしてると、かなり周囲に気を使います。
プレートの赤い部分は音や衝撃を緩和するラバーリングなのでトレーニング中に干渉しても気になるような音は発生しませんが、シャフトどうしが干渉するとしっかり音は響きます。
デメリット⑤ 筋トレ中にカラーが緩みプレートが動く場合がある
これは仕方ないのですが『筋トレ中にカラーが緩みプレートが動く場合がある』そのままです。
カラーには滑り防止のゴムパッキンが付いてますので基本しっかり固定できますが、どうしても使用を続けていくうちに個体差なのか緩みやすいものが発生してきます。
と言っても1セットの10~15repのトレーニングでカラーが外れてプレートが落ちるということはありえないのでセット間に締め直してやり過ごすしかないです。
しかし筋トレ中にプレートが動くのを感じられるほど緩むと、ちょっと集中力に影響してきそうです。
アイロテック ダンベル紹介の動画
動画について
アイロテックのプレート式ダンベル使用レビュー動画を撮影しようかと考えたのですが、すでに完璧な動画がYouTube上に存在していましたので、ご紹介させていただきます。
私が購入しご紹介してきたダンベルとの違いは、プレートに赤色のラバーカバーが付いてるか付いてないかくらいの違いですので、どちらのタイプを購入するにしても必ず参考になると思います。
デメリットであげたプレート着脱時の音なども、動画でわかると思いますので、見る価値ありです。
この記事で触れていないような有益な情報もたくさん解説されてるので、アイロテック プレート式ダンベルを検討の際は、間違いなく参考にするべき動画です。
動画はコチラ
マイザー的ダンベル活用法
ダンベルを購入するということは基本自宅での使用となります。
自宅でのトレーニングはジムでのトレーニングとはちょっと変わってきて、集中力やモチベーションが切れやすい面があります。
私が自宅でのトレーニングで好んで選ぶのがYouTubeを見ながらのワークアウトです。
5分や10分といったメニューを一気に動画のペースで終わらせるというものです。
なぜ『○○分ワークアウト動画』のようなものを優先的に選択するのかはまた別で解説します。
5分や10分を連続的に筋トレしてるとだんだんダンベルが挙げられなくなってきたりもします。
そこで休んだり動画を一時停止したり、ペースを落とすというのは筋肉に刺激を与える、追い込むという点からもあまり良くないと考えいます。
そこでの筆者の選択は限界がきたら即使用重量を下げて、とにかく動画のペースを継続し動画のメニューをやり切ります。
例えば5kgで限界まできたら、すぐに3kgに持ち変えるなどです。
そうなってくるとプレートの交換作業が致命的なネックとなります。
限界まで追い込んだところで、セット中にすぐにプレートを脱着し重量変更はできません。
そこで動画で筋トレの準備としてメインで使う重量のダンベルに加え、一段階重量を落としたダンベルも別で準備しておきたいということになります。
これは筆者のやり方ですが、追加でダンベルの準備、購入が必要になります。
プレート式を買い増しして拡張したり、重量固定式ダンベルとの併用もありです。
最後まで筋肉を追い込めますし、重量アップにもチャレンジしやすいオススメの方法です。
アジャスタブルダンベルを紹介します
【可変式】アジャスタブルダンベルとは
最強のダンベルそれは重量可変式、アジャスタブルダンベルです。
簡単に説明するとプレートの脱着が基本的には固定のスタンド上などでのワンタッチ、そして数秒で可能なダンベルという優れものです。
パッといくつかの商品を見比べましたが重量変更はワンタッチ3~5秒などと謳われています。
アジャスタブルダンベル 動画で紹介
紹介と言っても、マイザーは所有してません。
再びYouTubeチャンネルの イエトレラボ さんの動画をここで紹介させていただきます。
個別にアジャスタブルダンベルごとの商品レビュー動画もあるようなので、気になった方はさらにチェックしてみてはいかがでしょうか。
マイザーは金欠気味なので、購入はしばらく先になりそうです。
可変式ダンベルのメリットデメリット
デメリットは高価!高すぎる!って感じた価格が
なんと片手分の価格!!!! だったりします
筋トレ系YouTuberの皆さんは使っているようですし、よく動画内で見かけますね。そして実際絶賛されています。
私は現在持っておりません。(欲しいです)
存在自体全然知らないという方はYouTubeで使用している動画など見てください、圧倒的で感動します。
ダンベルトレーニングでは種目ごとはもちろんセット間などでとにかく頻繁に使用重量を変えるので、その時間を最短にすることでワークアウト中の集中力低下やインターバルの回復への影響を最小限にできるはずです。
余裕のある方はこれで間違いないです。
ざっと見比べた感じでは、MAX重量が低めの方が、設定重量間の重さの刻みが小さいのでよく見比べて自分に合ったストレスフリーなダンベルワークアウトを実現してください。
この記事のまとめ
万能なダンベルはない
万能なダンベル環境がジムのように2kgから40kgまで全て揃ってる状態だというのが前提であるならば、自宅の筋トレでは割り切りも必要です。
ジムと同じ環境ならば、それはもはやジム(ホームジム)ですし、もはや自宅トレ、宅トレ、家トレでもないですからね。
お金に余裕があれば可変式、アジャスタブルをおすすめしますが初期投資額が高額になってしまいます。
あくまでジムトレーニングの補助、または併用という位置付けの場合は、そこまでダンベルに投資できるかなど悩むレベルの金額です。
マイザーの現時点での結論
購入のヒントとしては、まずプレート式からスタートして、そのデメリットを補いメリットで伸ばしていこうです。
重量固定式ダンベルもその都度自分のレベルに合わせて購入追加し併用していくことで、スムーズな筋トレとレベルアップを実現できるのではないでしょうか。
筋トレを継続していけば、各々その環境状況によって次のステージで必要なダンベルが見えてくるはずです。
中級者以上、ベテランになてくると、かけるコストに対するパフォーマンスも上がってきます。
その時になってから他のダンベルの追加など検討すればいいんじゃないかと考えます。
初めてのダンベルとしては、やはり初心者にはプレート式ダンベルが良いんじゃないでしょうかという話で、終わりにしたいと思います。